スナップ・散歩

円頓寺商店街付近を歩く。

6月も半ばに入り、すっかり梅雨へと突入した。
梅雨と言えば湿気。言わずもがなカメラの天敵である。
また、スナップとは言え傘を差しながらの撮影もやり辛い為、少し出不精になってしまう時期である。

ちなみに言えば、カメラを始める前も梅雨期は出不精であった。

しかし、やはり週末は少しでも楽しみたい。

そんな思いを持って生活をしていきたいので、今回は名古屋市西区の円頓時商店街・・・ではなく、その付近を少しだけカメラ散歩をしてきた。もちろん奥さんと一緒に。

『円頓寺商店街』付近の四間道を少しだけ散歩し、少し足を伸ばして中区へ行き、ごっさまが美味しい『美濃忠本店』で買い物。そのあとは四間道にある気になっていた『喫茶ニューポピー』で休憩、そして帰り際に『麩柳商店街』で自分たちへのお土産を買うお散歩。
今回はそんな日常の一部をお届けしたい。


円頓寺商店街〜ほんの少し〜

名古屋市民、いや愛知県民なら知っているであろう円頓時商店街。
その少し外れにある四間道。僕のお気に入りの道だ。
天気は曇りだったり雨だったりで撮影日和とはいかないが、だからこそ人が少なく気軽にスナップ撮影をすることができた。

壁を撮るのも楽しい。
古風な壁は現代的なそれとは違った顔をしており、見ているだけでも楽しめるものだ。
壁にはそれぞれ時代、地域に沿った顔がある。僕はそんな壁を撮るのが好きなのだ。

壁だけではなく、道も楽しめるのが円頓時商店街の醍醐味だ。
この細い道はどこへ続くのだろう。道の先には何があるのだろうか。
道沿いにあるお店はいったいどんなお店が並んでいるのだろうか。

そんな期待と楽しみにいつも心を踊らされる。
しかし、僕はこの道を進まない。知らない方がずっと楽しんでいられると思うからだ。
いつか時が来たらこの細道に足を踏み入れよう。その時まで楽しみをとっておくのだ。


美濃忠 本店

円頓寺商店街から少し離れ、五條橋を渡った先に美濃忠本店がある。
橋を渡る際に観光客らしき家族へガイドをされている方や、商店街へ向かう外国の方々を何組か見た。
天候が良くないにも関わらず外出をする。その外出先がここ円頓寺商店街。と言う選択であることに少し嬉しくなった。

正直、僕は円頓寺商店街との縁を薄い。
昔に何度かだけ遊びにきたことがある程度だ。

その度に「暫くは来なくてもいいかな〜。」なんて思いながらもまた足を運んでいる。
そんな不思議な魅力と引力がある場所なのだ。
他の人にもそういった引力が働いているところを見ると、クスッとしてしまう。

さて、話を美濃忠へ戻そう。
ごっさまで有名な美濃忠である。皆さんも一度は聞いたことがあるのでないだろうか。
某アーティストもテレビで好きだと言っていたらしい。と言う情報を奥さんから聞いたことがある。僕自身、テレビをあまり見ないので奥さんから聞く情報は新鮮で面白いものが多い。

そんな美濃忠だが、実は本店に来るのは初めてである。
他の店舗や百貨店の中、スーパー等にある銘菓コーナーで購入したことはあるが、本店へ赴く機会が中々なく今まで来れずにいた。

初めて訪れた美濃忠本店だが、第一印象は「他と雰囲気が違う」である。
もちろん、良い意味での言葉だ。

街の雰囲気がそうさせるのか、天候でそう感じるのか。
どこか厳かであり、尚且つ和菓子屋さん特有の優しい雰囲気がある。

敷地内、店舗前は小さな庭園となっている。
手入れも綺麗にされており、可愛らしいカエルの置物もある。親御蛙だろうか。

こういった細かいところが前述した雰囲気を醸し出しているのかもしれない。

買い物を済ませ、意気揚々と次の目的地。
買ったものなどはInstagramの方へそのうち載せて行きたいと思う。
6月『日常』のハイライトにて。

美濃忠 本店

〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内1丁目5-31
☎︎052-231-3904
【営業時間】
 9:00〜18:00

詳しいことはお店までお問い合わせを。
車でお越しの方はお店の方に駐車場を聞くと良いみたい。


喫茶ニューポピーでランチ

さてさて、美濃忠でお目当てのものも買えたので、次の目的地へと向かう。
実は事前に訪れていた『喫茶ニューポピー』である。
午前10時半頃に伺ったのだが、生憎の満席。
やはり、と言うか有名店だけはあると思った。

満席であったが、電話呼び出し、ネット上で待ち組数の確認ができる。
なんとも便利な世の中になったものだと感じる。

と言うことで、電話呼び出しがあったので再度訪れることに。
驚いたのが呼び出し音は完全に電子音声であった。
店員の負担を減らす何とも画期的なシステムではないか。

案内されたのは3階の席。最上階である。
3階にはテーブルが二つしかなく、片方は二人席。もう片方は四人席となっている。
今回、運が良いことに四人席へと案内をされた。少し申し訳ない気持ちがありながらも、悠々と過ごせる空間に優越感を得られた。

テーブルはガラス越しにコーヒー豆が敷き詰められている。
コーヒー好きには堪らないのではないだろうか。僕もコーヒーは好きな方だが、最近はもっぱら家でインスタントコーヒーやドリップコーヒーを飲むことが多い。
コーヒーを豆から挽くことは中々ハードルが高いのだ。
いつか歳を重ねて時間を持てるようになったら、コーヒーを趣味の1つにしたいと思う。

メニューはシンプルで、尚且つ可愛らしいイラストで彩られている。
表紙のモダンさからは中身が想像できないくらい、ポップなメニュー表だ。
お値段もそこまで高価なものではなく、食事なら食事、ドリンクならドリンク。と割り切って訪れれば驚くほどの出費にはならないだろう。

ちなみに僕たちは食事とドリンクの両方を注文したので、会計時に少し驚くくらいの価格になってしまった。美味しそうで魅力的だったのだから仕方ない。

僕は鉄板ハーフ&ハーフとメロンソーダ。
奥さんはカレートーストと大人のメロンソーダを注文した。

料理の写真が上手く撮れていなかったので割愛したい。
テーブルフォトが中々上達せず、最近の僕の悩みだ。

喫茶ニューポピー

〒451-0042
愛知県名古屋市西区那古野1丁目36-52
☎︎052-433-8188
【定休日】
 木曜日
【営業時間】
 8:00〜17:00
詳しいことはお店までお問い合わせを。
金曜・土曜は夜営業もあるみたい。
混むので早めの来店を。


麩のお菓子を求めて

最後に訪れたのが、『有限会社麩柳商店』である。
帰宅後に食べるお土産を求めて麩菓子が気になったのだ。

まともに撮っていた写真がこちらしかなかった。
某テレビでも紹介がされたような、一風変わった生菓子店である。
値段もこの時代にしては安価な設定となっており、お求めやすい価格設定なのではなかろうか。
僕たちは生麩のみたらし(きなこ)を1つと、生麩まんじゅう(つぶあん、抹茶あん)を1つずつ購入した。
その写真はInstagramの方にでも載せていきたいと思うので、良ければチェックをお願いしたい。

一つ言えることは、「思っていたよりもずっと美味しい。おかわりしたい。」である。

有限会社 麩柳商店

〒451-0042
愛知県名古屋市西区那古野1丁目2-3
☎︎052-551-1960
【定休日】
 水曜日
【営業時間】
 9:00〜18:00
10:00〜17:00(日曜)
詳しいことはお店までお問い合わせを。
おそらくテイクアウトのみ。
冷蔵品なので保冷バックを持っていくことを推奨


今回は名古屋市西区、ときに中区を少しだけ訪れた。
円頓寺商店街付近ではあるが、円頓寺はあまり歩いていない。
こんな目的地が曖昧な散歩があっても楽しいじゃないか。

本稿から少し記事の雰囲気を変えてみようと思う。
以前までは奥さんとの日常をセリフ形式で送っていたが、文字を多く書くことで伝えたいことが広がる気がするからである。

最後は恒例の奥さんが撮った写真をお送りして締めくくりたい。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。



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